“隠された計画”で神宮外苑の樹木がなで斬りに…都民不在のまま伐採拡大の完全だまし討ち
「目の前の経済的利益のために、先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではない」――。3年前に亡くなった坂本龍一さんが強く反対した東京・明治神宮外苑の樹木伐採がコッソリ拡大だ。
当初971本もの伐採計画に「歴史的景観と自然環境を壊すな」との批判を受け、東京都の環境アセスメントの過程で対象は511本に削減。それでも樹齢100年超の貴重な巨木を含んだまま、なで斬りは進行中だ。
さらに「隠された」計画により、無残な樹木が増えてしまう。その名は「(仮称)聖徳記念絵画館前整備事業」。外苑の再開発で取り壊すテニス場を、隣接する「絵画館」前の広場に移転。草野球の聖地だった軟式グラウンドなどを潰し、室内・屋外コート計29面と総延べ床面積約1万2600平方メートルの施設2棟を設置し、高級会員制テニスクラブに生まれ変わる。
新宿区と港区にまたがる広大な広場を所管する宗教法人「明治神宮」の個別事業であり、このエリアは都の環境アセスの対象から外されていた。そのせいで広場内の樹木79本を伐採する計画は、これまで広く知らされてこなかったのだ。


















