「ムショラン三ツ星」で刑務所の管理栄養士役…小池栄子は目ぢからの強さが逆効果

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 決して芝居がまずいということではない。せりふのテンポはいいし、演技にスピード感もある。ただ、この役は小池栄子に向いていない印象なのだ。

 NHK土曜ドラマ「ムショラン三ツ星」は、一流レストランの元シェフが刑務所の管理栄養士として働くことになり、受刑者や刑務官を相手に四苦八苦する社会派コメディーで、評判もいい。その栄養士役を小池が演じている。刑務所の食費は1人1日わずか543円。皮がたばこ代わりにされるバナナやアルコール分のあるみりんは、食材・調味料に使えないなど制約も多い。そんな中でも小池の“栄養士の先生”は、少しでもおいしいものを食べさせようとあれこれ工夫するのだが……。

■原作はほんわかで、もっと笑える

 調理するのは受刑者で、まともな食事を作った経験なんてほとんどないから、ふかした芋を冷やすのに水をぶっかけたり、冷凍コロッケが次々と爆発したりとテンヤワンヤである。

 実はこうしたエピソードはすべて実話。というのも、実際に愛知・岡崎医療刑務所に勤務している管理栄養士・黒柳桂子さんの著書を原作にしているからだ。読むと、黒柳さんはざっくばらんな、ほんわかした人柄で、刑務所内の行き違いも笑えるエピソードが多い。そこが小池とどうしても重ならないのである。

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