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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

萩本欽一〈23〉コント55号 実は4つもあったコンビ名の由来「俺は王貞治さんしか覚えてない」

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王貞治の55号ホームラン:1964年(昭和39年)、当時まだ24歳だった王貞治が記録更新したシーズン最多本塁打。55本という数字はその後長く「不滅の大記録」とされ40年近く破られなかった。1985年にランディ・バースが54本、2001年にタフィ・ローズが55本、2002年にアレックス・カブレラが55本を打つも抜くことはできず。2003年、ウラディミール・バレンティンが60本塁打を放ち、ついに記録を更新した。

萩本「そうそう、名前付けてくれって言ってもいないのにつけられたんで、2人ともムッとしてた。そしたら、劇場の人が『今はやっぱり横文字だよな。ジェームズ・ボンドの007とかあんだろ。だからあれに倣ったのよ。55号でいいだろ』って。そしたら二郎さんが『いいですね』って。俺は不本意な顔して『あ、そうね』って言ったの」

増田「そしたら決まっちゃった」

萩本「『いいだろう55号。英語で言うとゴーゴーゴーだ。行け、行け、行けって、これはまたいい名前だな』って作った人が言ってるわけよ。二郎さんは『それもいいですね』って言ってる。俺は、『あ、そうですか』って感じ。そんな俺の顔を見てその人が『王さんの新記録が出たろ。55号ホームラン。これに乗っかって55号ってのはどうだ?』って言った。俺、それは気に入った。感激して『いいですね。ありがとうございました』って。二郎さんはたくさん名前の由来を全部ね、覚えてました。俺、覚えたのひとつだけ」

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