堺雅人は“日曜の夜”、NHK大河ドラマ「真田丸」で躍動していた
黒木華は、当時すでに長澤まさみに対抗できるバリバリの実力派
女優陣も目が離せない。信繁の最初の妻・梅に黒木華。また信繁の幼馴染みで常に近くにいる、きりを演じたのは長澤まさみだ。放送当時、女優としての長澤は同世代の横並びから一歩抜け出せないでいた。
一方の黒木は本作が大河ドラマのデビュー戦だが、2014年に映画「小さいおうち」(松竹)でベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞。長澤にも対抗できるバリバリの実力派だった。
ドラマの前半は父の昌幸や豊臣秀吉(小日向文世)を軸に、彼らに翻弄される信繁の目線で進んできた。そして後半は、第2次上田合戦や関ケ原の戦い、大坂冬の陣・夏の陣とビッグマッチが続いていく。歴史に名高い激突の舞台裏が見どころとなっており、随所で三谷による独自の歴史解釈が功を奏していた。
堺は一見茫洋としていながら、後の“戦略家”としての片鱗もうかがわせる信繁をのびのびと演じている。加えて前述の草刈をはじめ俳優陣も充実している。信長の吉田鋼太郎、家康の内野聖陽、上杉景勝の遠藤憲一ら、個性的な面々がこの芝居合戦に加わってきた。こうして夏を迎えた「真田丸」は、回を重ねるごとに男たちの骨太な人間ドラマとなっていった。



















