中村メイコさん「大切なものから処分するとその先の断捨離が進む」
──昨年、転倒して関節を骨折。今も歩行はスムーズとは言えないが、意外なギフトもあったとか。
「私が不自由になって初めて夫がご飯を作ってくれるようになりました。『君はこんな楽しいことやってたのか』って言うから“そうでもないのよ”と思いながらも『そうね』って持ち上げた。そしたら、結婚して60年以上自分が台所に立つなんて思わなかった人が変わるんだから。ホント、ケガの功名ね(笑い)」
──死も選択できる時代になり、在宅死を望む人も増えている。
「家をセットとして考えた時、住み慣れた家に病人が横たわって、酸素吸入器が運ばれ、白衣の看護師が通ったら違和感がある。死を迎えるシーンだったら、やっぱり病院の方がしっくりくる。だから私は病院で死にたいと思うんです」
(2021年11月5日、6日「日刊ゲンダイ」紙面掲載)
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そう語っていた中村さんだが、2023年に肺塞栓症で死去。亡くなる2年前に大腿骨を骨折、座って過ごすことが多かったため血栓ができやすい状態だったという。とはいえ、寝たきりにならず、家の中も整理して生涯江現役で天寿を全うしたのはさすがだろう。


















