西武時代の清原和博に感じた「巨人への憧れ」 報奨金やギャラの話に目を輝かせていた
中尾孝義氏による「革命捕手が見たプロ野球」(第24回=2022年)を再公開
日刊ゲンダイではこれまで多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。当事者だからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係──。
今回はあの清原和博について綴られた、中尾孝義氏による「革命捕手が見たプロ野球」(第24回=2022年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。
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「デーブ」こと大久保博元との交換トレードで巨人から西武入りした私は、主砲の清原和博に「あの(三冠王3度の)落合(博満)さんに『体の軸で打っているのは中尾さんだけ』って言われたんですよね?」と聞かれ、それから打撃談議をするようになった。
その後、悩みを聞いた。
「ボク、インコースを打つ時にうまく左の肘をたためないんです」
清原は内角が苦手だった。
「左肘を抜いてさばく方法があるぞ」
今では巨人の坂本勇人が芸術的なインコース打ちをする。まさにあれである。清原は「なるほど」とうなずいたものの、結局最後まで内角の球を窮屈そうに打っていた。


















