もう始まっている争奪戦…清原の更生阻むTV局の“商魂”

公開日: 更新日:

 覚醒剤取締法違反罪に問われた元プロ野球選手、清原和博被告(48)の判決公判が31日午後1時半、東京地裁で開かれ、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の有罪判決が言い渡された。今後はどのようなタイミングでどの分野に復帰するかが注目されるが、その清原被告のテレビ復帰は「案外、早い」と予想する声が多い。

「清原被告が3月17日に保釈され、現在の支援者や人間関係が明らかになり始めると、すかさず複数のテレビ局が周辺にコンタクトを取っています。ぜひ、うちの局で独占インタビューを、というわけです。『金スマ』でのベッキーの“謝罪特番”で味をしめ、もともと清原とつながりが深い制作幹部もいるTBS、逮捕前に清原被告のお遍路を密着していたNHKなどが候補と囁かれているのはそのためです。模様眺めの局も、復帰の反応を見たうえで我も我もと続く可能性が高い」(芸能プロダクション関係者)

 当時、清原被告が出演し、「自殺を考えた」などと涙ながらに潔白を主張したTBSの番組は、視聴率が6%近くアップ。関係者は大喜びだったという。視聴率最優先のテレビはもともと“犯罪者”に甘い。数字を生むと判断すれば、スネに傷があってもお構いなしだ。過去に違法薬物で逮捕歴のある歌手、俳優、タレントたちが安くない出演料を手にして笑顔をふりまいている。清原被告のことだって、視聴率の道具という認識だろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です