著者のコラム一覧
田辺まりこ

北海道生まれ。銀座の高級クラブ「姫」のナンバーワンホステスを経て、モテる男性育成スクール「セクシャルアカデミー」を主宰。著書に「枯れない男のセックステクニック」(KKベストセラーズ)、「千人斬りの銀座ママに学ぶ!モテる男のセックス流儀」(ブックマン社)などがある。

ファンクラブツアーで…憧れの俳優がホテルの部屋をノック

公開日: 更新日:

 そして楽しく過ごした最終日の夜、夜中にノックの音が。ドアの向こうに彼がワインとグラスを持って私の部屋の前に立っていたのです。最終日の打ち上げから1人抜けてきたようでした。ある意味、そういう自由なことができたのは、携帯電話がなかったからかもしれません。しかも彼は事前にルームサービスでワインをオーダーし、それを持ってきたのです。

 若い頃に21歳も年上の女優さんと同棲していたというだけあって、とにかく女性の扱いが上手。普通の男性は初対面の女性にすぐ年齢を聞いてくるのですが、年のことは一切聞かない。「指が奇麗だね」「胸が奇麗」と細かなポイントで褒めて女心をくすぐる。ワインを楽しみながら、ゲームに負けたらボタンをはずすゲームをし、もうこれ以上脱げない、となったとき、彼が「じゃキスね」と言ってきて、そのままベッドになだれ込み、情事を楽しみました。

 こんなチャンスが巡ってきたのも、銀座でママをやっていたという肩書があればこそ。その場での秘密をしゃべってしまう女性だったら、ツアー自体が破綻してしまいます。銀座の女は場をわきまえ、口が堅いから、彼も信用したのでした。端正な顔立ちが笑ったときクシャクシャッと崩れる……あの無邪気な笑顔。ツアー中に私にだけウインクしたり、分からない程度に特別なアクションをしてくれたり、アフターケアも欠かさない、さすが年上キラー。一度お相手をしたら皆メロメロ。まるで、マンガの「特命係長 只野仁」のようでした。

(つづく)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」