著者のコラム一覧
田辺まりこ

北海道生まれ。銀座の高級クラブ「姫」のナンバーワンホステスを経て、モテる男性育成スクール「セクシャルアカデミー」を主宰。著書に「枯れない男のセックステクニック」(KKベストセラーズ)、「千人斬りの銀座ママに学ぶ!モテる男のセックス流儀」(ブックマン社)などがある。

お付き合いしたプロ野球選手で一番最低だった“巨人キラー”

公開日: 更新日:

 今日はお付き合いしたプロ野球選手で最低だったあの人のことを。もう鬼籍に入られましたから、少しはお話ししてもよろしいでしょう。

 お付き合いしたのは私が27、28歳。「姫」でナンバーワンになった頃で、試合で東京に来るとタニマチと店に来て、店の仕事が終わると彼の宿泊先に行くのがルーティンでした。ある時、ホテルに行くと仏頂面で指輪をくれました。倹約家の彼にとってはかなり高額のプレゼントだったようです。それに気づいたのはずいぶん経ってからのこと。今思えば私も調子に乗っていました。

「あら、私のこと好きだったの?」

 そう言ったとたんに烈火のごとく怒りだし、

「好きだったとは何だ!」

 と言って、ホテルの窓から中庭の日本庭園に向かって指輪を放り投げたのでした。現役時代は“巨人キラー”と呼ばれた名投手の投げた指輪を捜せるはずはなく、そのまま……。その後すぐ同じ店の女の子と付き合いだし、店でイチャイチャするように。私との関係は内緒にしていたのに、私への当てつけなのは明らかでした。いい男は別れた女にも優しいものですが、これほど了見の狭い人は今まで会ったことはありませんでした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし