著者のコラム一覧
田辺まりこ

北海道生まれ。銀座の高級クラブ「姫」のナンバーワンホステスを経て、モテる男性育成スクール「セクシャルアカデミー」を主宰。著書に「枯れない男のセックステクニック」(KKベストセラーズ)、「千人斬りの銀座ママに学ぶ!モテる男のセックス流儀」(ブックマン社)などがある。

イケメン俳優との一夜…銀座で一旗揚げたいと思う原点に

公開日: 更新日:

 ホステスになったのは18歳のときでした。見習美容師として地元・札幌の美容院で働き始めると、毎日セットに来るのは、すすきので働くホステスさんたちでした。

「今、女の子が足りないのよ! 仕事終わってからでいいからアルバイトに来ない?」

 きらびやかで、私みたいな新人にもお小遣いをくれる憧れのお姉さんたちに言われたら心が揺らぐのは至極当然でした。しかも、美容師の卵なんてたいしたお給料はいただけませんから、アルバイトは魅力的でした。そして、いざデビューしてみたら、時給はいいし、チップはもらえる、いつしかアルバイトは本業になり、店でナンバーワンのホステスになっていました。

 当時大ファンだったのは今村昌平監督作品でも常連の俳優さん。彼の名前を使ったギャグでも有名になったあの方です。ルックスはもちろん、声もすてきで、どんな人がタイプ? と聞かれたらいつも彼と答えていました。たまたま懸賞で「銀座のマキシム・ド・パリで一緒に食事ができる」というのがあり、いちるの望みをかけて応募したらなんと当選。旅費は自腹でも、彼に会えるなら行くしかない。どうせ泊まるなら銀座、とホテル西洋銀座を予約し、初めて上京したのです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する