“薬物克服”のお墨付きを得たピエール瀧被告の今後の活動は
麻薬取締法違反の罪に問われていた「電気グルーヴ」のメンバーで俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)被告(52)に対し、東京地裁は18日、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
瀧被告は黒スーツに身を包み判決をじっと聞き入っていた。その後の説諭で裁判官は、「人生」と毛筆で書かれた写真を持ち出し、薬物治療中に「“人生”と書いてくれた人の気持ちに応えられるか、胸に手を当てて考えて、今いる場所を見失わないように」と諭した。
「『人生』は、89年に結成された電気グルーヴの前身となるバンドの名前です。静岡で高校時代の石野卓球が結成し、ピエール瀧も参加していました。下ネタでバカげた歌詞とチープなテクノサウンドが特徴です。“Zin―sayは電気グルーヴ、電気グルーヴは人生”と石野卓球もツイートしていましたが、裁判官が『人生』の写真を持ち出したと聞いたときは、ネタかと思いましたよ」(古くからのファン)
公判で瀧被告は「二度とこのような事を起こさないよう戒めてまいります」と頭を下げた。また「今後は私にできることをやって、薬物を使用しているかどうかも監督していきます」とする情状酌量を求める妻の嘆願書も弁護士から読み上げられた。