<上>ピエール瀧も新井浩文も“雲隠れ”は芸能界復帰を阻む

公開日: 更新日:

 今や芸能界のご意見番、美川憲一(73)。ものまね歌合戦に初出演したのが平成元年、新たなステージの始まりだったという美川が昭和、平成の芸能界を振り返り、令和への思いを語る。

 美川の知名度は抜群。つい先日も新曲リリースイベントではなんと1800人が集まった。

「タダだから集まるのよ、怖いもの見たさで(笑い)。『こんなに集まって、よっぽどヒマだったのね』って笑いにしてますが、本当にありがたいことです。転機になったのは、ものまね歌合戦の“ご本人登場”企画でしたね。そのあとCMの『もっと端っこ歩きなさいよ』でブレークし、平成はキャラクターに助けられましたね」

 平成の30年で印象に残っていることは?

「時代が目まぐるしくなって常に凶悪な事件が続いた印象が大きいですね。中でもオウム真理教の事件が象徴的に思います。不安を抱えているから何かにすがりたい、心の隙間に入り込んだ一種の“悪魔のささやき”でしょう。薬物の事件もそのひとつだと思います」

 大麻所持でどん底を味わった美川は、ピエール瀧のコカイン逮捕にも憤まんやるかたない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」