一人でも小さくても筋を曲げずにいて欲しい

公開日: 更新日:

湯川れい子さん(作詞家・音楽評論家)

 音楽評論家、作詞家として知られる湯川れい子さんは政治に対しても遠慮せず、ビシッとものを言う人だ。原発に反対し、安保法制にも「おかしい」と迫った。法案成立後も樋口陽一東大名誉教授らと国民運動を展開、「立憲主義を取り戻せ」と訴えた。本紙にも何度も登場してもらっているが、こうしたオピニオンの発信だけでなく、「ヒットチャートめった聴き」「おふくろメシ」などの連載でもお世話になった。長いお付き合いなのである。

「本当にそうですね。日刊ゲンダイといえば、新幹線に乗るときに必ず買います。新聞の上にデカデカと見出しを出すでしょう。赤い大きな字で。あれを見るとついつい、手にしちゃうんです。そうか、50年ですか。本当におめでとうございます」

 こう言う湯川さんは現在の言論空間は「息苦しい」と嘆いた。

「以前、吉永小百合さんが反原発の発言をされたときにネトウヨみたいな若い人が『左翼ばばあの一人』みたいな言い方をしているので、驚いたことがあります。私は自分で右でも左でもないと思っているんですが、最近もSNSが炎上したり、パヨクと呼ばれたり。非常に差別的な言い方をされてビックリしています。相手の言論を尊重するのではなくて、否定し、攻撃する。それが言論空間で圧力的な集団と化している。安倍政権以降、大手メディアが萎縮しましたね。リベラルな意見はますます、発信しにくくなりました。過激な政党が登場し、言論空間が歪められ、社会の分断が進んでいる。米国もそうなのでしょうが、とても怖いと思います」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  4. 4

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 5

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  1. 6

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 7

    椎名林檎と成田悠輔氏の親密デート発覚!「異色の超ビッグカップル」誕生も「いわくつき」と見られるワケ

  3. 8

    【5.独走態勢】「ミッドナイトフライト」「夜間飛行」が候補だったが、明菜が「北ウイング」を提案した

  4. 9

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  5. 10

    元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が妻に無断でレースQの愛人を「養女」に…妻が明かした苦しい胸中

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ