今なら大炎上必至のコラム「TV見たまま思ったまま」を15年間

公開日: 更新日:

吉川潮さん(作家・演芸評論家)

 1997年3月、日刊ゲンダイからテレビ評の連載を依頼された際、とってもうれしかった。というのも、アンチ自民党、アンチ巨人、アンチ大手新聞など、私のポリシーと共通点があるメディアだからだ。

「TV見たまま思ったまま」というタイトルのコラムで、当時から辛口評論家といわれていたこともあって、当然のごとく批判的な評がほとんどだった。番組自体よりも、出演する俳優、タレント、文化人などめった斬りすることが多かった。想像するに、たたかれた方々の所属事務所やファンから、編集部にクレームが来たこともあったに違いない。しかし、担当者からそのような話を耳にしたことは一度もなかった。

 もっとも、毎日のように政治家やプロ野球選手をたたいているゲンダイだから、クレームなど日常茶飯事で、屁とも思ってなかったのかもしれない。

 まれにほめる評を書くと、その俳優やタレントの事務所から感謝の言葉があり、編集者が伝えてくれた。今は亡き菅原文太さんがドキュメンタリーのナレーターを務めた番組を絶賛した際は、文太さんの奥さまから礼状と仙台名物(文太さんの出身地)のお菓子が送られてきた。編集者と分けて、おいしくいただいたのが良い思い出である。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網