本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

「食う・寝る・ヤる」 “擬似原始共産制”に迫る崩壊の足音

公開日: 更新日:

 代々木上原のダイヤモンド映像本社が入った瀟洒な洋館には、専属女優たちやスカウトされた女子大生やOLが日夜やってきた。

 この館の主、AVの帝王と呼ばれる村西とおるは、専属女優たちに大盤振る舞いをした。

 四谷の高級ブティックに夜、専属女優たちと訪れて爆買いするのだ。

「じゃあ、ママさん、この棚の端から端まで全部ください」

 いつもこんな調子で数百万円単位の買い物をする。まったく値切らないので、ママさんのほうが気を使って、端数はサービスします、と数十万円をまけてくれるほどだった。

 社屋ではパンチ藤原、日比野正明、ターザン八木といったサンドバッグ軍団が3食作った。村西とおるには文字通り食えなかった幼いころのトラウマがあるので、いつも温かいご飯と大皿に食べ切れないほど盛られたおかずが欠かせないのだ。テーブルにはいつもステーキ肉やマグロのぶつ切りなど、豪華なおかずが所狭しと並んだ。

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