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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

島田紳助が否定でも飛び交う「復帰待望論」…次の展開は?

公開日: 更新日:

 芸能界に定年はない。一般社会のように定年退職→隠居生活というはっきりした区切りはわかりにくい。大半の人は高齢とともに自然と一線から身を引き、改めて引退宣言をする必要もない世界。それをあえて引退宣言する人もいる。真っ先に名前の挙がるのが歌手のちあきなおみさん。俳優では田村正和さんだ。2人とも一線で活躍していた最中の引退だった。

「急に仕事をしなくなれば世間が騒ぐ。日本人は噂好き。いい話ばかりならいいが、あらぬ噂が出回り拡散していく。引退宣言すれば噂防止にもなるし、静かに暮らすこともできる」(芸能関係者)

 島田紳助さんもレギュラー6本を持つ人気絶頂期に暴力団幹部との親密交際が発覚。責任を取る形で自ら引退会見を行った。

「潔い」「引退する必要はない」と賛否両論あったが、実業家としての一面もあった紳助さんは地元・大阪を中心に悠々自適な生活を送っていた。一時はメディアを避けるように暮らし、芸能界とも距離を置き、メディアに対しても取材拒否を貫き通していた。月日は流れ、引退から丸8年。すでに63歳になる紳助さんが、先日、歌手のmisonoのユーチューブにゲストとして登場。話題を集めた。話のキレは全盛期と変わらない。芸能界に忖度する必要もない今は一般人。芸人の不倫など独自の見解を話した。引退後、初の映像に「やっぱり紳助は凄い」と絶賛の声が続出。復帰のラブコールまで起きている。「復帰への序章では」と復帰待望論まで出ている。所属していた吉本興業も大歓迎だろうが紳助さん自身は動画のなかで「今が一番ええわ」と暗に復帰を否定している。

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