本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

「今は屋上から望遠で撮るのもアウト」写真週刊誌の嘆き

公開日: 更新日:

「タレントを撮るときは意外と簡単なんです。本人だとバレないように帽子とサングラスでいつもうつむいているので、撮りやすいんですよ。でも最近は一般人も帽子にサングラスってけっこういるから、わかんなくなってますね」

 写真週刊誌のカメラマン歴27年の大ベテランが証言する。

 これまでに、あまたのスクープを連発してきた花形カメラマンである。

 企業秘密になるので詳しくは描写できないが、隠し撮りのときに大いに威力を発揮するのは、彼の身の回りの持ち物である。ここに小型カメラを内蔵してシャッターボタンを手のひらに隠して連写するのである。

 ターゲットに向かず、そっぽを向きながら撮るので、撮られた本人はまずわからない。芸能人の不倫カップル情報が入ると、チームを組み、確実に映像を記録する。

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