著者のコラム一覧
中西美穂ジャーナリスト

元週刊誌記者。生殖補助医療、妊娠・出産、障害を中心に取材活動を行う。

産後妻を持つ夫に潜む“渡部建リスク” 家庭に居場所なしか

公開日: 更新日:

 改めて考えると本当にこの行動はゲスの極みとしか言いようがない。これであれば、まだ、一人の女性を数年も愛し続けた東出昌大(32)のほうが女性に対しての扱いは上品である。とはいえ、東出の“一途不倫”と違い、渡部の場合は“つまみ食い”不倫であり、妻の佐々木にとっては、せめてもの救いではあるのだが。

 いや、たとえ“つまみ食い”であっても、バレていること自体ですでに夫婦のエチケットは皆無だ。バレるぐらいなら不倫なんてするな、というか、そもそも、不倫をするなと言いたい。

■相手の好意を逆手にとってトイレで1万円

 相手の女性に対しても許されるものではない。渡部は単なる遊びと割り切っていたかもしれないが、相手の女性からすると、こんなゲスなことに付き合うぐらいだから、渡部に好意を抱いていたのだろう。それを逆手にとり、トイレでことに及んで対価1万円を渡すとは、女性をバカにしているとしか言いようがない。

 それにしても、東出も渡部も有名できれいな奥さんがいて、なぜ、不倫に走ってしまうのか。渡部、東出ともに、性分もあるだろうが、その根底には家庭の事情もあるだろう。杏も佐々木も、ともに、幼い子供を育て、育児に絶賛邁進中である。子供と奥さんの濃密な空間に男性が入る余地が少しずつ減り、家庭で自分の居場所を失っていったのだろう。不倫はせずとも、気が付けば家庭に居場所がない男性は少なくない。よほど積極的に育児に介入しようとしなければ、そうしたリスクがあることを世の男性は知っておいた方がいい。

 そして、渡部や東出には幸か不幸かお金と時間に余裕があり、そして不倫に走ってしまった。失った代償はあまりに大きい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃