紀州のドンファンに“最も食い込んだ男”が明かす元妻の素顔

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 なぜ各社が田辺の自宅に帰る日と時間を知っていたのか不思議だが、南紀白浜空港でも大勢のマスコミが待ち受けていた。1985年のロス疑惑、そして和歌山カレー事件を彷彿とさせる過熱ぶりである。

 空港には警官が混乱を収めるために派遣されていた。さっちゃんは迎えに来た従業員の車に乗って田辺市内の自宅へ。ここにも50人近くの報道陣が待ち受けており、自宅に入るさっちゃんを追いかけている。

■四十九日まで田辺に滞在

「この日彼女が帰ってきたのは社長の供養のためです。少なくとも四十九日まではここにいると思いますよ」(会社関係者)

 警察から呼ばれたわけではないという。

 動きのなかった現場に緊張感が走ったのは、刑事が自宅に入った午後4時だった。

「死因が変更になったからと説明にいらっしゃいました」(さっちゃん)

 死因は急性覚醒剤中毒というもので、体内から多量の覚醒剤成分が検出されたという。

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