「アダルトサイトで見た人や! 」迷惑系ユーチューバー炎上の根底にある女性蔑視

公開日: 更新日:

 昨年、お笑い芸人の岡村隆史(51)が、ラジオ番組でコロナ禍によって女性が貧困化し、セックスワーカーになることを期待するかような発言をし、炎上したことも記憶に久しい。そこにもやはり「セックスワーカーに対する侮蔑意識」が根底にあったように思う。

■セックスワーカーの地位向上も必要?

 今年6月には東京・立川市でセックスワーカーが殺害される事件も起きた。その際にも出たのが「そういう仕事についている方が悪い」という声だ。社会に職業として存在している以上は、社会にとって必要な役割であると考えるべきだと筆者は思う。

 職業である以上、セックスワーカーとして働く自分に誇りとやりがいを感じている人もおり、セックスワーカーの人はみんな嫌々働いているという決めつけが、当事者を傷つける場合もある。

 オランダでは、2000年に売春が合法化され、セックスワーカーが正式にサービス業として認められた。また、ニュージーランドでも2003年にセックスワークの「非犯罪化」が成立。セックスワーカーの安全性や社会的地位の向上、性感染症の感染率低下などに繋がったという。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い