「結婚できない男」再放送で出演カットの高知東生と特番モザイク外しの田代まさしは何が違うのか? チグハグに視聴者モヤモヤ

公開日: 更新日:

 2人は今月2日、依存症に関するイベントで再会。14日には互いのYouTube番組でコラボ動画を配信している。高知のチャンネルでは、過去の深夜ドラマでの共演や田代氏が監督するVシネマ作品「鯨道」シリーズへに高知が出演していることなど接点を振り返った。

 田代氏が《まだね高知くんはいいです。逮捕は1回だけですからね。私は何回捕まったんでしょう?》とブラックジョークを挟みながら、共通点の「薬物依存」について語り合った。

■罪を償ったタレントが地上波復帰できるかどうかの違いは?

 それぞれが背負った罪については、田代氏は22年10月に服役を終えて釈放。高知は20年9月に4年の執行猶予期間が終了している。それだけに高知が『結婚できない男』の地上波再放送に登場できないことにSNSでも、《マーシーとの違いは本当に何でしょうね》などの疑問の声も上がっている。

 地上波復帰への境界線はどこにあるのか。

「テレビ局には、不祥事のあったタレントの復帰について、全社的な統一基準がありません。ただ、薬物犯罪は比較的許されやすい。反社に金銭的な流れはあるものの直接的な被害者がいないのが理由で、性加害や暴力事件の方が復帰は困難です。犯罪ではありませんが、不倫も夫や妻という被害者がいますので、テレビ的には薬物犯罪に比べて厳しい風潮にあります」と話す元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏はこう続ける。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋