着物を着る40~60代は痩せている 帯が姿勢を正してくれる

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 着物と健康について、全く正反対の回答が出たが、大きな差の理由として、腹を締めつける「帯」の存在があった。

 帯が苦しい。食事ができない。気分が悪くなる。帯をほどくとすっきりするなどである。

 高橋氏は「帯」も研究課題のひとつにした。詳細は割愛するが、圧シートセンサーを用いた「被服圧」という科学的な実験を用いている。

 その結果、帯が苦しいのは自分で着ないからで、自分でつければ心地よいものであり、腹巻きや西洋のコルセットと同じで、腹を締める帯は正しい姿勢を保ち、猫背になることを防ぐことにもつながる可能性があるという。

 さらに「きものを着用している人は健康なのか? 不健康なのか?」について、統計学手法を用いて、こんな検証をしている。

「日本和装師会」(京都市中京区=市田ひろみ会長)の協力を得て、着物常用者240人(平均年齢50代)に大要、以下のようなアンケート(無記名直接配布回収法)を実施した。


 質問項目は、身長、体重などのほかに、以下の薬を内服していますかとし、「血圧の薬」「インスリンや血糖値を下げる薬」「コレステロールを下げる薬」「貧血の薬」「睡眠薬」の回答を求めた。

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