着物を着る40~60代は痩せている 帯が姿勢を正してくれる

公開日: 更新日:

 ほかに、「朝食を食べているか」「1回30分以上の運動を週3回行っているか」などの回答も求めたのである。

■薬も少ない

 高橋氏は、このアンケートを精査し、直近の「国民健康・栄養調査」によるBMI(身長と体重から算出される指標=肥満や低体重の判定)の数値を比較した。

 女性の理想的体格は、「BMI25」以下とされているが、比較対照の結果はどうであったか。

 着物常用者は、70代未満でもいずれもBMIが低く、とくに40代から60代は明らかに低かった。女性の宿敵である肥満が少なかったのである。また着物常用者は、生活習慣病に連なる薬類の服用も少ない。併せて健康にも気を配り、運動をしている人が多いという結果が出た。

 むろん、この結果を全国の着物着用者全員に当てはめられるとは考えられないが、着物が健康的であることを示すひとつの実証になるのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝