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歩かねば分からない<八広>

「町歩きなら、八広も行かなくちゃ駄目ですよ!」と、自転車乗りのNさん(40)から強力に勧められた。実際に歩かねば分からない、独特の雰囲気があるのだという。

 Nさんと京成押上線・八広駅で待ち合わせたのは、今年2度目の記録的な大雪に襲われた土曜日。シャレにならないくらい寒い。

「あそこにあるのが清掃工場の煙突。荒川の土手からは、あの煙突とスカイツリーが重なって見え、なかなか考えさせられますよ」(Nさん)

 八広がある東墨田地域は皮革産業の街。豚革の7割以上がこの地でなめされているという。

「工場がある辺りは、革をなめす香りがします。季節によっては、ここから離れたところを自転車で走っていても、風で香りが運ばれてくる」

 土曜日だからか、雪が降っているからか、産業の街とは思えないほど静か。「ほら、あそこに」とNさんが指し示すところを見ると、豚の革が何枚も何枚も連なって干されていた。赤い着色をした革を大量に重ねて、運んでいる工場の人が前を通った。気軽には話しかけられない、凛(りん)とした雰囲気がある職人さんだった。

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