東大・京大は推薦入試スタート 2016年は大学入試の“転換期”
大学入試まで残り5カ月余り。2016年度は大学入試制度にとって「転換期」になりそうだ。
国立大は理系専門になる――。24日の読売新聞には、16年度以降、国立26大学で文系学部が改廃されると報じられた。岩手大では16年度に教育学部の2課程で募集停止、愛媛大は16年度に教育学部の3課程の募集を停止するという。
「国立大はいまでも、平均的に定員が文系1対理系2の割合。理系の方が研究成果が出しやすいためでしょうが、総合私大は文系学部を充実させる傾向にある。経済や法律など文系学生は私大という流れになるでしょう」(「大学通信」ゼネラルマネジャーの安田賢治氏)
■私大は英語の外部試験が本格化
国立大入試“最大の注目”は、東大初の推薦入試の出願が11月から始まることだ。後期日程を廃止し、全学部で100人程度の合格者を出す予定で、京大も「特色入試」を実施し、100人程度を募集する。
私大では、英語科目で外部試験を取り入れる大学が急増する。