奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

大阪府出身のノンフィクション作家。2006年、「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に「ねじれた絆」「魂でもいいから、そばにいて」などがある。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」(講談社文庫)も。

いずれパンデミックも…人は豚の耐性菌に感染しやすい

公開日:

 あるいは鳥インフルエンザよりも先に、豚のスーパー耐性菌によるパンデミックもあり得ないことではない。

 ある養鶏家はこんなことを言っていた。

「鶏は繁殖行為(産卵)と生産行為(肥育)を分離できています。ところが、豚は子育てがありますから繁殖と生産が同じ場所です。病原菌がうつるのは繁殖の時です。豚は繁殖と生産を分けられないから、抗生物質なしで育てるのは非常に厳しいのです」

 しかし、調べてみれば無投薬で豚を肥育している企業はあるし、オランダで抗菌薬を減らしたらMRSAも減ったという報道もある。

 無投薬による養豚は厳しいが、不可能ではないということだろう。それなら、なぜ無投薬で肥育しないのか。

 すると前出の養鶏家はこう言った。

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