奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

大阪府出身のノンフィクション作家。2006年、「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に「ねじれた絆」「魂でもいいから、そばにいて」などがある。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」(講談社文庫)も。

国産豚肉の80%から耐性菌検出 養豚は抗生物質を大量投与

公開日:

 2010年に帝京大学医学部付属病院で多剤耐性菌による院内感染で多くの死者が出た。院内感染は今も頻繁に起こっているが、今のところメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)やペニシリン耐性肺炎球菌感染症が半数を占める。

 が、ここ数年はどんな抗生物質も効かないスーパー耐性菌も発見されていて死者も出ている。これが世界中に広がったら、医療以前の時代に戻るかも知れない。

 さて、前回では国内で販売されている鶏肉の半分以上から薬剤耐性菌が検出されたことを述べたが、実は食肉から耐性菌が検出されるのは鶏肉だけではない。厚労省研究班が検査したのは鶏肉だけだったが、東京都健康安全研究センターの食品微生物研究科では2015年に都内で流通した鶏肉、豚肉、牛肉についても検査している。

 それによると、検査数は、鶏肉55検体(国産42検体、輸入13検体)、豚肉49検体(国産20検体、輸入29検体)、牛肉46検体(国産19検体、輸入27検体)だった。この食肉から、ESBLおよびAmpC産生大腸菌が検出された割合を以下にパーセンテージで示す。

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