ラジカル鈴木さん<4>社長から渡された5万円の退職金

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「GWくらいからずっと『この会社にこのまま居続けるのは、マズイ』という思いがありました。肩書はイラストレーターでも、イラストを描けない。自分のやりたいことができなくて、辞めるタイミングをうかがっていたのです」

 しかし、そのチャンスが見つからないまま、半年が過ぎる。6冊目の月刊誌を校了するその朝、「きょう、社長に言わないとダメだ」と会社を辞めることを決め、出社した。

「会社に着くと、その足で社長に『辞めます』と宣言したのです。その社長、ほんとデキた方で。一瞬、『えっ』と驚いた顔をされましたが、『分かった』と認めてくれたのです」

 会社を辞める場合、普通なら退職希望日の2カ月以上前に上司などに届け出なければならないもの。デザイン学校を卒業したばかりで、毎日仕事に追われたペーペーには、そんな常識が欠如していた。

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