浅野史郎さん<1>厚生省の研修でハッとさせられた言葉

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 神奈川大で地方自治論などを講義する一方、モリカケ疑惑についても積極的にコメント。宮城県知事を3期務めた改革派は、古希を迎えた今なお歯に衣着せぬ発言であちこちに引っ張りダコだ。そんなキャリアは1970年、厚生省からスタートした。

「僕の学生時代は、東大紛争の真っただ中でした。特に3年生のときは全10学部が無期限ストに突入し、ほとんど授業がなかった。だからといって、紛争活動に精を出すわけでもなく、遊ぶわけでもない。勉強することもない。どっちつかずで、早く卒業したかった」

 何も制約がなかったがゆえ、就職して制約を受けたかったという。

「周りが受けるからとりあえず銀行の面接を受けてみたら、トントン拍子で面接が進みましてね。でも、ふとむなしさがこみ上げてきたんです」

 1973年、小坂明子の「あなた」がヒットする。入省3年目の曲だったが、その歌詞と就活中の心象風景に重なる部分があったそうだ。

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