永井紗耶子さん<4>老舗企業の取材が小説のきっかけに

公開日:

 2008年のリーマン・ショックの直後に、東京・日本橋の老舗企業のトップ3人の鼎談を取材した。

「にんべんの高津克幸さん、国分グループ本社の國分晃さん、西川産業の西川八一行さん。みなさん、いずれも江戸初期から日本橋に店を構える老舗の後継者。リーマン・ショックの話題になると、國分さんは『ある役員が、うちは明治維新も関東大震災も第2次大戦も越えてきた。それに比べたらリーマンなんて……と言う』とおっしゃった。このときは『老舗ってそういうことか』と感慨深かったです。西川さんは、近江商人の『三方よし』の話をされました。商売を長続きさせるなら、売り手よし、買い手よし、世間よしの3つが揃わなければいけない。その話を聞いて、私のなかで江戸時代を書いてみたいと思うようになりました」

 実際、作家としての2作目に「福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得」を発表。幕末を越えていく商人の話だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    売り込みは好調も…河野景子“豪邸ローン2億円”の逼迫台所

  2. 2

    劇的試合続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か

  3. 3

    CM中止で加速…NGT48イジメの構図と暴行事件の“犯人”探し

  4. 4

    参院選まで半年…野党共闘を阻む立憲・枝野代表の背信行為

  5. 5

    全豪OPで話題…大坂なおみが“スリム”になった深~い理由

  6. 6

    毎勤不正で新疑惑「数値上昇」の発端は麻生大臣の“大号令”

  7. 7

    NGT48メンバー暴行事件を追及 “敏腕ヲタ記者”の評判と執念

  8. 8

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  9. 9

    早とちり小池知事…都が鑑定の“バンクシー作品”には型紙が

  10. 10

    NGT暴行事件の黒幕か アイドルハンター“Z軍団”の悪辣手口

もっと見る