松尾雄治さん<3>再び日本一になる夢を誓った“高卒軍団”

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 午前8時に出社し、午後5時退社までは一般社員と同じ仕事をする。これが新日鉄釜石ラグビー部のルールだった。練習が始まるのは、夕方6時近くだ。

「6時になるとグラウンドにパッと照明がつく。そう、練習はナイターでした。8時くらいまで、血がにじむような練習をして解散。といっても、メンバーの大半は、バラバラに部屋に入ってから個人練習に汗を流していたと思うよ。いまでも、そう信じている。

 ボクが入社して1年目に釜石は日本選手権で優勝したんですよ。あれは、まだベテランが残っていたから。でも、2年目はトヨタに負けて日本選手権は出場できず……。

 そのとき、こう思った覚えがある。“どうしてこんなに強いチームなのに勝てないのか”って。要するに、大舞台に弱いんです。力を出せないで負けてしまう。釜石はそんなチームだったんですね」

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