黒川伊保子さん<1>女性上司に差し出されAIプログラマーに

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 2020年、人工知能時代が始まるといわれる。そのはるか三十数年前、通産省は人工知能の専門プログラマーを育成した。その第1号が黒川さんだ。1983年に奈良女子大学理学部物理学科を卒業し、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリに入社した。

「大学では、物理学を専攻していて卒論のテーマは素粒子。宇宙創成の謎を解くためのキモになる素粒子を見つけだす研究でしたが、就職活動中のある日、『宇宙の謎を解いてもご飯を食べられないかも』と気付いたんです。研究者として生きていくほど素粒子に興味がないなと。それで普通の企業に入ろうと考えたのですが、就職活動をしていた82年は、男女雇用機会均等法の4年前で、4大卒の女性の門戸が狭かった。結局、コンピューターのソフトウエア部門だけが人材不足で女子の採用を増やしていたので、縁があって働くことになりました」

 銀行システムやNTT電話交換機のオンライン化、鉄道のダイヤ管理や病院システムのコンピューター化といった社会インフラの電子化が始まった時代。「人工知能」という言葉は一般的に普及されていなかった。

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