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井上理津子ノンフィクションライター

1955年、奈良県生まれ。「さいごの色街 飛田」「葬送の仕事師たち」といった性や死がテーマのノンフィクションのほか、日刊ゲンダイ連載から「すごい古書店 変な図書館」も。近著に「絶滅危惧個人商店」「師弟百景」。

<1>コロナ禍で激変 指定感染症追加による「24時間以内」許可でスピード火葬に

公開日: 更新日:
新型コロナでこれまでの葬儀とは様変わり(提供写真)

 新型コロナウイルス感染症によって国内で亡くなった人は、累計で1万5000人を上回る。その人たちは、どのように葬られたか。

「感染予防のため火葬場にも行けなかった。顔を見ることも、骨を拾うこともできなかった……」

 昨年3月末、志村けんさんの兄が報道陣の取材に応じ、声… 

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