井上理津子
著者のコラム一覧
井上理津子ノンフィクションライター

1955年、奈良県生まれ。「さいごの色街 飛田」「葬送の仕事師たち」「いまどきの納骨堂」など著書多数。

<2>葬儀人材派遣最大手「コロナ専門チーム」の奮起 都内の死者2割を請け負う

公開日: 更新日:

「弊社は新型コロナウイルスで亡くなったご遺体は自社で扱わず、丸投げしました」と、社員3人の葬儀社(東京都豊島区)の社長。コロナ遺体は病院で消毒し、納体袋に密封すると厚労省と経産省によるガイドラインで決められた。それらの作業は、病院側が担う旨も示されているが、中小の葬儀社には病院との“力関係”もあり、看護師の多忙時などには葬儀社側が代行するという。

「遺体を動かし、納体袋に入れる際に、口や鼻から体液が出て、感染リスクが大きすぎる。感染すると廃業やむなし」

 もっともな理由からだ。

 この社長が“丸投げ”した先は、葬儀人材派遣最大手の「ディライト」(同新宿区)。2200人を超える都内のコロナ死者の約15%、300人以上を請け負ってきた。高橋亮代表(46)は言う。

「当初、遺体を引き取る葬儀社が少なく、7体が1週間とどまってしまった病院もあったほどです。病院からも葬儀社からも『なんとかしてくれ』と頼まれ、奮起したんです」

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