井上理津子
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井上理津子ノンフィクションライター

1955年、奈良県生まれ。「さいごの色街 飛田」「葬送の仕事師たち」といった性や死がテーマのノンフィクションのほか、日刊ゲンダイ連載から「すごい古書店 変な図書館」も。近著に「絶滅危惧個人商店」「師弟百景」。

<9>コロナ禍で葬儀はピンポイント出費傾向に「エンバーミング」も増加

公開日: 更新日:
有資格のエンバーマーは全国に221人(提供)公益社

 コロナ禍で葬儀の規模がより一層小さくなり、遺族の財布のヒモが固くなったのは確かだ。だが一方で、ピンポイント出費は惜しまない傾向も出てきている。

「この2カ月の間にも、『棺はヒノキ製を』『死に装束は正絹のものを』『霊柩車はキャデラックを』、さらに『火葬炉は特別室を』と選んだ…

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