「国民民主・都ファ」合流報道に透ける“お山の大将”玉木代表の焦りと暴走
「国民民主党と都民ファーストの会 合流へ」──13日複数のメディアが一斉に報じた。
<国民民主の党大会が行われる来月11日までに双方の代表が共同発表を行う予定><都ファの都議が国民民主に入党する形での合流で調整が進められている><合流後の党名は双方の名前を残す案などが検討されている>ということらしい。
党名は「国民ファーストの会」にでもするのか。都ファの顧問は東京都の小池百合子知事。国民民主は玉木雄一郎代表。この2人がセットだと、理念なく選挙目当てで立ち上げた2017年の「希望の党」騒動を思い出させる。
気になるのは、報道の情報源が「国民民主幹部」「国民民主関係者」であること。都ファの都議は「合流なんて党内で議論していない。大事な話なのに、一体どうなっているのか。国民民主に吸収されるのは承服しがたい」と、合流の既成事実化に戸惑っていた。
国民民主と都ファは13日、2回目の合同勉強会を開催。終了後の記者会見で合流について問われても、玉木代表は「さまざまな連携のあり方を検討したい」とお茶を濁した。会見は10分程度でアッサリ終了。玉木代表と都ファ代表の荒木千陽都議のツーショットをメディアに撮影させ、アピールすることが目的かのようだった。