小池都知事は岸田首相にお手上げ 昨年末の首長選敗北で“神通力”消失…国政進出へ大誤算
「色気あり」とみられた国政進出も泡と消えるのか。
東京都・小池知事の“神通力”がスッカリ通じなくなっている。象徴的だったのが、昨年末に行われた東久留米市長選での敗北である。
「市長選は、小池知事が特別顧問を務める『都民ファーストの会(都ファ)』が推薦した新人候補と自公新人、共産新人の三つ巴。小池知事は2回も応援入りするほどの力の入れようでしたが、都ファ候補は、約3000票差で自公候補に敗北しました。都ファ関係者は、『勝てると思っていたのに』とため息を漏らしています」(都政関係者)
都ファは、まず東久留米の市長選勝利で弾みをつけ、地方議会や首長選で連勝し、夏の参院選で公認候補を擁立する絵を描いていたが、のっけからつまずいた格好だ。次の重要選挙は、2月20日投開票の町田市長・市議選だが、こちらもお寒い状況になっている。
「町田市長選は、保守分裂が予想されるため、都ファはチャンスでした。ところが昨年末、先手を打たれる形で、かつて都ファ所属だった元都議が、日本維新の会公認で出馬を決めてしまった。国政進出を狙う都ファは、維新との連携も視野に入れているため、対立候補を立てづらい状況になっているのです」(地元関係者)