著者のコラム一覧
金森たかこマナー講師

大阪府出身。ビジネスマナー講師として、企業や行政機関などで講演・研修・コンサルを行う。フリーアナウンサーとしても活躍。

節分は一年に4回ある? なぜ2月3日だけが「節分」になったのか

公開日: 更新日:

2月の行事編

 2月1回目の記事は、2月の行事についてお届けします。

 2月の異称は「如月」。「衣更着」とも書き、まだ寒い時季、衣を更に重ねて着る月という説があります。

 そして、この時季によく耳にする「厳しい寒さが続きますが、暦の上ではもう春」というフレーズ。この表現は、春の始まりの日とされる立春、今年は2月4日以降に使えます。

▼節分

 3日は節分でしたね。豆まきはされましたか。

 本来、節分とは季節の分かれる日という意味で、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことを指します。つまり一年に4回あるわけです。それがなぜ、今のように「立春」の前日だけを「節分」というようになったのでしょうか。それは、旧暦では立春と1月1日が近かったため、立春に一年が始まると考えられていたからです。新しい年が始まる前日、つまり春の節分は大晦日となり、新年を迎えるためのさまざまな行事が行われていました。

 そのうちの一つ、大晦日の夜に、悪鬼を追い払う「追儺」「鬼やらい」といわれる宮中での儀式が、節分の豆まきのもとになったといわれています。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?