小池都知事の「東京大改革」は権力闘争に過ぎなかった…掲げた“情報公開”は今や見る影なし

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■嘘をつく理由はひとつ

 エジプトは軍主導の強権政治が続く。カイロ大も軍事独裁政権の管理下に置かれる国家機関だ。「カイロ大声明」に関する告発に危険は伴わないのか。

「身の危険を感じることはありません。なぜなら、エジプト政府やカイロ大が『嘘をついている』とは言っていません。問題視しているのは、あくまで声明文が出た経緯です。私とAさんは自らが関わった事実を説明しています。それでも小池さんが声明文に『関知していない』と嘘をつくのは何かしら後ろめたいことがある証拠。そこから導き出される答えは明らかです。彼女はカイロ大学を卒業していません」 =つづく

(今泉恵孝/日刊ゲンダイ

▽小島敏郎(こじま・としろう)1949年生まれ。東大法卒後、環境庁入庁。地球環境審議官などを経て退官。2016年に東京都特別顧問、17~21年に都民ファーストの会事務総長。現在、早稲田リーガルコモンズ法律事務所顧問・弁護士。

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