著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(54)家電の段ボール輸送箱は「捨てる」から「保管箱として使う」時代がやってくる?

公開日: 更新日:

 初夏とはいえ、夜は暑くないためエアコンは不要。だけど風は少し欲しい。そんな時期には扇風機やサーキュレーターの当年モデルが市場投入されてきます。

 本コラムでは通年使うことを考えて、送風家電はサーキュレーター系が良いとリポートしました。それでも「私は扇風機がいい」という人もいるでしょう。

 当然です。人は効率だけで生きるわけではありません。こういうユーザーを大切にするのは、どちらかというと老舗メーカーで、日立などが、いい例です。

 ということで、今回は日立の扇風機の今年のモデル「HEF-DL300F」をテストして気づいたことを書きます。それは徹底した「季節家電」だということです。

「季節家電」のポイントは、4シーズンのうち2シーズン程度しか使わなかったりする点です。使わない間はしまう必要がありますが、これがなかなか難しい。なぜならスペース効率がすこぶる悪いからです。本体サイズが、幅と奥行きが同じ371ミリ、高さが735から900ミリ。幅と奥行きが同じなのは土台が円形だからです。しかもモーター位置が高いために、真ん中は支柱のみ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」