KADOKAWAの大規模システム障害は他人事じゃない…サイバー攻撃による機能不全は不可避なのか

公開日: 更新日:

 8日未明、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」による大規模サイバー攻撃で、動画配信サイト「ニコニコ動画」など、複数のサービスが利用できなくなるシステム障害に見舞われた出版大手のKADOKAWA。

 19日現在、同社によると、ニコ動のほかに書籍の受注や物流、編集システム、オンラインショッピング、経理システムなどの機能が停止しているという。

「新刊や増刷分の出荷が滞っているほか、オンラインショッピングの受注や決済ができなかったり、経理システムもダウンしていて支払いが遅延している状況で、できる部分は人力で対処しているところです」(同社関係者)

 被害拡大防止やデータ保全のため、データセンター内のサーバーをシャットダウンし、現在のところ復旧に1カ月以上を要すると発表している。

「会社からいろんな連絡や報告が次々にくるものの、自分の仕事にどうかかわってくるのかがイマイチ把握できていません。長引くと書籍や商品の販売スケジュール、業績に大きな影響が出てくると思われます」(前出の関係者)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因