行政処分中なのに? 東京都マチアプ事業を「東武トップツアーズ」が8000万円で落札の怪

公開日: 更新日:

 東京都が近く本格実施する「マッチングアプリ」が話題だ。この『TOKYOふたりSTORY AIマッチングシステム』は、東京都内に在住、在勤、在学している18歳以上の独身者対象。相手探しには自分や相手からの申し込みのほか、AIからの紹介もあるという。

 都は合計特殊出生率が全国最低の0.99ということもあり、少子化対策として打ち出されたわけだが、自治体提供だけあってアプリの会員登録には、名前や生年月日、最終学歴、年収、独身証明書やマイナンバーカードなどの本人確認書類、誓約書も提出させ、安全な出会いをウリにしている。

 しかし、原資は税金。都は婚活事業に2年で5億円の予算をかけている。税金でやることなのかは賛否があるが、それ以前に『TOKYOふたりSTORY AIマッチングシステム』事業の受注者に都民や国民からは疑問の声が出ている。

 アプリ事業については、東京都財務局が「結婚支援マッチング事業支援業務委託」として募集。大手旅行会社「東武トップツアーズ」が今年3月15日に8165万円で落札している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち