昭和42年創業の清澄白河「実用洋食 七福」で店名の由来を聞いて納得した

公開日: 更新日:

 前々回の錦糸町編を読まれた読者の方からうれしいおハガキをいただいた。この場を借りて御礼申し上げます。その方もかつては映画少年だったとのこと。偶然、アタシと同い年。これからもよろしくです。

 さて、東京都現代美術館にアンディ・ウォーホル展を見に行ったのは今から30年ほど前。品川区に住んでいるアタシにとって、江東区は近くて遠い所だった。当時、この美術館は東京駅からバスに乗ってようやくたどり着く厄介な場所にあった。初めて訪れたときは、東京にこんなに何もない所があったのかと驚いたくらい。

 いまでは大井町から有明まで、東京湾をりんかい線で横切って15分ほど。有明からはだいぶ離れているが、美術館の影響と現代アートブームでこの辺りに多くのギャラリーができ、あわせてオシャレなカフェが増えたことは記憶に新しい。

 今回、門前仲町で打ち合わせがあったが、あいにく午前中。どこの酒場もまだ開いてないので少しぶらつくことに。門仲から清澄白河あたり一帯は深川と呼ばれていた。歩いていて気が付くのは川が多いということ。かつてはこれらの川に丸太が浮かんでいたわけだ。そんなことを思いながら清洲橋通りに出ると、対面に「実用洋食 七福」の暖簾が見える。実用洋食! いいね。迷わず飛び込んだ。昼のピークを過ぎて客は8割くらい。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋