著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(60)貝印の電動小型ホイッパー「生クリッチ」を衝動買いしたワケ

公開日: 更新日:

 他の家電でもできることを専用の家電でしたいことがあります。トースターなどが典型例です。匂いが気になるからとオーブントースターをパンのトーストだけに使っている友人もいます。

 昭和のアナログオーディオもそうでした。オーディオは音が変わることを楽しむ趣味ですが、こうすれば「音が変わる」が、いつしか「こちらの方がいい音」、そして最後は「こうしなければならない」と変化していきます。

 ベルリンフィルの生演奏を聴いたこともない学生が、ベルリンフィルの音はこうあるべきだなどと口から泡を飛ばして熱弁をふるってカネを注ぎ込む。コスパの悪い趣味。いわゆる「道楽」。「こだわり」というより、もはや「道」と呼んでもいいでしょう。

 オーディオにはなぜかコーヒーがつきもので、マニアは皆、一家言ありました。今のようにスペシャルティーコーヒーがない時代。不良豆が混入しているコーヒーに対して、あーでもないこーでもないと口から泡を飛ばしながら、自分の入れ方が一番と言うのですから、ほんと怖いもの知らずでした。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発