石川県・馳浩知事は危機感ゼロ! 能登豪雨災害でやっと珠洲市視察もKY能天気コメント

公開日: 更新日:

 能登半島を襲った記録的豪雨から3日目。死者7人、行方不明2人。避難者は632人、停電や断水は5000戸に及ぶ。

 1月の大地震から2度目の大災害だ。石川県知事の馳浩(63)が23日珠洲市を視察したが、なんとも悠長なコメントだ。

 避難者から「通信環境を復旧してほしい」との要望に「米国のスペースX社のスターリンクを用意する」と。1月の能登地震の時、民間ボランティアがスターリンクを設置したことがあり、県はとっくに準備していなければならないことだ。

 また、輪島市長からの「孤立している仮設住宅住民400人の2次避難の支援体制を」との要望に「住民の意向調査を踏まえて対応が必要だ」と。アホか。電気・水道が途絶えた住民に、どうやって意向調査をするのか。

■8月の被災地視察はたったの4回

 この知事には、そもそも危機意識とか管理能力に欠けている。夏の山の日に白山登山をやろうとしたり、公務出張で頻繁に上京したり。知事日程記録を見ると8月に県の被災地を訪れたのは日帰りで4回だけ。やたら多いのが県内のイベントでの挨拶。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋