闇バイトの応募者たちは一体何者なのか?若者に自重呼びかけるTV報道番組の「盲点」

公開日: 更新日:

 それにしても、ここ1年で急に闇バイトが増えたのはなぜか。前出の元警察庁幹部は「食い詰めた暴力団が焦っているのです」という。

「コロナ禍でシノギが激減、でも組員も減って、もう大きいヤマ(犯罪)は踏めない。そんなときにルフィ事件が起きて、『その手があったか。うちもやろう』ということになっています。暴力団にとって、闇バイトは新しい“ビジネスモデル”というわけです。特殊詐欺から強盗へとエスカレートし、今後はさらに多くの犯罪に広がると考えなくてはなりません。すでにサケの密漁、スマートフォンのニセ契約、メルカリの架空取引、自動車盗難などの実行役もSNSで募集されています。被害も増えそうです」

 テレビが取り上げるべきは、こうした闇バイト犯罪に巻き込まれないための一般の人向けの対策じゃないか。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー