五木寛之「流されゆく日々」祝12000回 ギネス更新中

公開日: 更新日:

「流されゆく日々」は今、並べたような時事的な出来事を追うわけではない。むしろ、そんなことは関係ないさ、とばかりに五木さんの日々の“記憶”がときに生々しく、ときに淡々とつづられていく。

 過去の連載は何冊かの本にもなっている。それをめくっていたら、77年の暮れの号にこんな文章があった。
<この『流されゆく日々』の連載も、いよいよ、一九七七年の最後の回になった。毎日、改まって机に向かうというのではなく、その日その日の実況報告みたいな形で、排泄作用みたいに吐き出した言葉の雑然たる積み重ねを振り返ってみて、いつの間にか、大変な量になっていることに驚かされる> 

 連載2年目にして、著者自身が驚かれている。そして、95年には連載をまとめた最初の本が出て、そのまえがきで五木さん自身がこう書かれた。
<それにしても、この激動の二十年間をとりあえず中途で放り出すことなく続けてくることができたことは、一種、奇跡のような感じすらする>

 20年間で奇跡なのだから、半世紀はどう表現すればよいのだろうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 3

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  4. 4

    中傷動画疑惑に「ナメプ」連発の高市首相に大打撃! 共同通信の作成者証言報道を皮切りにメディア総攻撃開始

  5. 5

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  1. 6

    セクシー女優・藤咲まいが「台湾売春」で逮捕 高額ギャラの裏側にある“ホスト沼”の存在

  2. 7

    「ベンチ裏で泣いた」佐々木朗希に囁かれたメジャー適応力への不安…野茂英雄との決定的な違い

  3. 8

    東京都内の選挙で自民また手痛い負け…「リベラル一掃を」と鼻息荒かった杉並区長選も暗い先行き

  4. 9

    佐々木朗希がゴネた末の契約合意 この時すでに米挑戦は“既定路線”になっていた

  5. 10

    高市首相の閉鎖ブログに残された「不都合な真実」…国会で大見得《過去に週刊誌を訴えた》は虚偽なのか?