石丸伸二氏「新党」発足会見“ドタキャン”の真相…演出意図ミエミエのフリー記者排除に元参謀も苦言

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 うるさいメディアへの対応に右往左往だ。

 夏の参院選の前哨戦とされる東京都議選に向けて、新党立ち上げを宣言していた石丸伸二前安芸高田市長。15日に都庁で新党発足会見を予定していたが、13日、自身のX(旧ツイッター)で「中止になりました」と投稿した。

 その理由として「(都庁)記者クラブ宛に出した案内がネットに流出し、日時と場所が広く知られてしまったこと」を挙げ、「(会見を主催する)記者クラブには『取材目的の希望者は出席を制限しない』と言われたため、誰が来るかわからない状況は種々のリスクが高いと判断しました」とした。

 確かに、会見主催者の都庁クラブは厳しい質問をするフリー記者を含め、あらゆるメディアの参加を認めている。石丸氏側はそんな事情を知らなかったのだろう、キツイ質問を飛ばすフリー記者の参加を「リスク」と見て、中止したわけだ。

 結局、石丸氏は会見の日時は変えず、会場だけ変更。改めて、メディアへの参加条件として「マス媒体の有無」か「登録者数100万相当のネット媒体を有するか否か」を掲げ、事実上、フリー記者を排除した。

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