60年前の結婚式の映像が見つかった! 英国の映画専攻学生が5ポンドで買った8ミリフィルムの奇跡

公開日: 更新日:

 約60年前の自身の結婚式を初めて見た──そんな女性の話に注目が集まっている。

 英中部スタッフォードシャー州在住の映画専攻の学生マーティン・フォレスターさん(24)が、昨年のクリスマス休暇をウェールズのカーディガンで過ごした時のこと。アンティークショップで8ミリフィルムを見つけ、好奇心から5ポンド(約950円)で購入した。

 映写してみると、中身は1960年代の結婚式を撮影したカラー映像。場所はカーディガン近郊のシルフォウィア礼拝堂と特定できた。

「これは当人や家族にとって貴重なものだ」と判断したマーティンさんは映像をデジタル化。フェイスブックの地元グループに問い合わせてみたところ……新婦の兄と連絡がついた。

 映像は66年10月に行われたベリル・デイビスさん(79)と、すでに故人となった元夫グリフさんの結婚式だった。ベリルさんは式が撮影されていたことを知らず、映像を見て大感激。

 BBCのインタビューに「(すでに亡くなった)姉や両親、義両親、おじやおばたちが映っていてとても感慨深かったです」「映像の色彩が美しく、あの日が魔法のような一日だったことを改めて思い出しました」と語ったうえで、マーティンさんに心からの感謝を表明した。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋