死んだはずの兄から電話がかかってきた! 患者を取り違えて生命維持装置を外した米の病院と訴訟に

公開日: 更新日:

 3年前、アメリカの病院で患者の取り違えが原因でとんでもない医療ミスが起き、男性が死亡した。最近になって男性の遺族らが地元メディアの報道によってその過誤を知り、病院などを相手に訴訟を起こした。

 ワシントン州バンクーバーの病院「ピースヘルス・サウスウエスト医療センター」で取り返しのつかないミスが起きたのは2021年8月8日。デイビッド・ウェルズさん(当時69)という男性がステーキを喉に詰まらせて意識を失い、救急車で病院に搬送された。

 しかし病院側は、デイビッドさんを同室にいたマイケル・ビーラーさん(60)という男性患者と誤認。マイケルさんの妹デビーさんに「お兄さんが脳死状態になっており、生命維持装置を外すかどうかの判断を仰ぎたい」と連絡した。

 デビーさんは命維持装置を外すという苦渋の決断を下し、兄の死を悼み、新聞に追悼文を掲載し、葬儀の準備を進めていたところ……8月14日、なんと兄のマイケルさん本人からデビーさんに電話が!

「生きてるってどういうこと? 死んだんじゃなかったの?」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝